1978年、東京鍼灸柔整専門学校卒業。鍼灸師資格取得。
1980年から1986年まで、神奈川県と中国・上海市との医療協定に基づく「中医学講座」において、中国語の医学専門通訳を務める。
その間の約3年間 (1982~1985年)、北京中医学院に留学。
中国を代表する老中医に師事し、中医針灸・中医内科を学ぶ。
1986年、現在地・中目黒駅前に「中目黒中医針灸」を開院。
以来、臨床30数年にわたり、多くの患者さんの治療に当たる。
海上名方已足奇
又来国外訪名師
願将起死回生術
天下蒼生普救之
植地博子先生帰国留念
甲子盛夏 任応秋 病中草
【意味】海上(日本)にもすぐれた処方がすでに十分にあるのに奇妙なことに、さらに国外(中国)にまで来て卓越した名医を訪ねている。願わくば、起死回生の術を、多くの人々にひろめて救ってほしい。1985年盛夏 任応秋 病中にて草す。
私が3年間の中国留学を終え、帰国するときに、中医学の最高峰でいらっしゃった任応秋先生が病中にもかかわらず、はなむけとして書いてくださった七言絶詩です。
私が治療するうえで大きな励みとなり、また指針となっている宝物です。